猫の年齢を気にせず寿命を延ばす4つのコツ!

昨今、猫を大切に飼育している家庭が増えてきています。
しかし、元気に長生きして欲しいと願ってしている行動が、
逆効果である事を、あなたはご存知でしょうか。
今回は、猫の寿命を延ばす為にするべき事と知っておくべき知識を紹介します。
昭和と平成では、平均寿命に10歳の差がある!?
近年、飼い猫の寿命は年々延びており、
現在では平均寿命が15歳と言われています。
この要因として、猫を室内で飼育している事が挙げられます。
かつて、猫は外で飼う事が主流とされており、
町内には首輪をつけた猫が見られていました。
こうして飼われていたのには、きちんとした理由があります。
当時、衛生管理が今ほど整備されていなかった日本では、
倉庫や蔵、家等をネズミや虫に荒らされる事がありました。
それらを退治していたのが、飼い猫達だったのです。
その為、現在の様に、愛玩猫として飼育されている猫は希少な存在でした。
当時の猫達は、人間の役に立つ事で食事や寝床を確保していた為、
現在の猫達の様に、
多くの時間やお金をかけて世話を焼かれる事はあまりありませんでした。
現在と、猫を外飼いしていた当時では、
猫を飼う上での意識の違いがあった為、これ程までに寿命が延びたと言われています。
寿命を延ばす方法は、溺愛しない事!!
「可愛い子には旅させよ」という、ことわざがある様に、
猫にも多少の苦労をさせる事は必要です。
猫を飼っている方とお話しをすると、
「猫がご飯が欲しいと、おねだりしてくる」
「遊んで欲しいとおもちゃを持ってくる」等、
微笑ましいお話しをよく耳にします。
大切な猫に、この様な事をされると、飼い主としてはとても嬉しい事ですが、
猫の寿命を考える上では、あまり良い事ではありません。
例えば、猫がご飯をねだる行為です。
これは、猫が人間を召使いと勘違いしている可能性が高いです。
また、余計な時間に食事を与えると太ってしまう為、病気にかかりやすくなってしまいます。
猫を健康に長生きさせたい場合、飼い主がきちんとルールを作り、
猫をそれに付き合わせる事が大切でしょう。
多頭飼いは猫にとってストレス
「1匹で留守番させるのは可哀相」等の理由から、
猫を多頭飼いしているお宅が増えています。
人間が遊んであげられない時や、寒い日等、
猫同士で遊んでくれたり、猫同士くっついて暖を取ってくれるので、
飼い主の負担が軽減される面もあるでしょう。
しかし、猫を健康に長生きさせたいのであれば、1匹で飼う事をお勧めします。
猫は本来、単独行動をしている動物です。
1匹でいるから寂しいという感情はありません。
その為、同じ環境に猫が何匹もいる方が猫にとっては、大きなストレスになります。
また、1匹が病気にかかると、他の猫達にも病気が感染していく事もあります。
1匹飼うと、もう1匹飼いたくなってしまう気持ちは分かりますが、
猫の長寿を願うのであれば、そこは堪えてあげて下さい。
歴代最高齢の猫から学ぶ長生きのコツは、運動と食事
歴代最高齢と言われている猫の年齢は、36歳と3日です。
これを人間の年齢に換算すると、162歳になります。
この猫は名前をクリームパフと言い、アメリカ・テキサス州で生まれました。
アメリカにいる猫が皆、これ程に長寿な訳ではありません。
完全室内飼い(特別な用がない限り、外出をしない)をしていても、
5歳程で亡くなってしまう猫も少なくありません。
それでは、何故、これ程長生き出来たのでしょうか?
飼い主のペリーさんのお話によると、
野菜を好んで食し、運動が好きだったそうです。
現代の飼い猫の場合、どうしても運動不足になってしまい、
味付けの濃い人間の食事を食べ、栄養も偏りがちになっています。
しかし、こうした何気ない日々の心掛けが長寿の秘訣の様です。
