【猫がお風呂を嫌いな理由】それは生きるための知恵だった



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猫をお風呂に入れようとすると嫌がって暴れまくる、ということをよく聞きます。

普段ごろごろいいながらすり寄ってくるのに、

お風呂になると性格が変わってしまうって不思議だと思いませんか?

 

今回は猫が水を嫌う理由について、

祖先までさかのぼってお話しをしていきます。

 

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ネコ科の動物は水が嫌い?

縄張り意識が強い、グルーミングばかりしている、ゴロゴロと喉を鳴らすなど、

猫にはさまざまな習性がありますが、

その中に基本的に水が嫌いということもあります。

 

 

普段はおとなしいのに、

お風呂に入れるときになると暴れまくったり威嚇したりして、

飼い主さんが怪我をしてしまうこともあります。

 

 

水嫌いはネコ科の動物たちの特徴なのでしょうか?

ネコ科の動物というとライオン、トラ、ヒョウ、チーターなど思い浮かびますよね。

ネコ科の動物の多くは水が嫌いですが、

水好きで有名な動物にトラがいます。

 

猫とトラとは、大きさは全然違いますが外見はよく似ていいて、

運動神経がよいところや狩りが得意といったところなども共通していますね。

 

ですが大きな違いは、トラは水が好きで猫は嫌いというところです。

トラは暑いときには水に浸かって体を冷やしています。

動物園でもそんな姿を見かけたことありますよね。

 

 

でも、猫は水が嫌いです。

その理由について、

猫の祖先にさかのぼってお話しするところからはじめます。

 

家猫の祖先は古代エジプトのリビアヤマネコ

家猫の祖先は、アフリカヤマネコとも呼ばれているリビアヤマネコです。

 

このことは、2004年にミトコンドリアDNA解析で裏付けがとれています。

 

ほかのヤマネコは生まれたときから

人間が育てても懐くことはないといわれていますが、

リビアヤマネコ人間と共存することができます。

 

飼い主さんにすりすりしてくる愛猫の祖先が、

手足が長く身体能力の優れた

リビアヤマネコだったって考えると不思議になりますね。

 

 

かつてエジプトでは猫を神様のように扱っていました。

 

それは、猫が集落の穀物を食べにくるネズミを捕って、

大事な穀類を守ってくれていたからです。

バステトという猫の女神としてエジプト神話でも知られています。

 

リビアヤマネコは家猫よりも手足や尾が長くて耳も大きく、

毛色は灰色や黄土色などさまざまでしたが、

背中には縞や斑点などもあって、

天敵に襲われないような保護色になっていたようです。

 

 

リビアヤマネコが生活していた砂漠は、

極端に雨が少ないところで日照時間が長く、

昼間の気温はかなり上昇しますが、

夜になると一気に気温が下がる、昼夜の気温差の激しいところです。

 

そのような場所で生き延びるためには、体を濡らさないことが必須でした。

 

水が嫌いな理由は生きるための知恵!

なぜ砂漠で体を濡らしてはいけないのでしょうか?

その理由を3つお話しします。

 

乾きにくい被毛

人間は、毛包(毛が生えている根元)から一本の太い毛が生えていますが、

猫の場合は上毛と呼ばれる太めの毛と、

それを取り囲むように下毛が生えていますので、

密度はかなり濃くなっています。

 

 

毛包の根元には皮脂を分泌する皮脂腺という器官がありますが、

猫の毛は、猫っ毛といわれるほど柔らかく、

皮脂腺からの脂分も毛に行きわたらないのであまり水をはじきません

 

つまり、濡れやすく乾きにくいことが特徴です。

ちょっと水がかかっただけでもぶるぶる体を震わせているのはこのためです。

 

乾かすとき体温が奪われる

このように乾きにくい被毛の猫が、

もし体が濡れたまま砂漠で夜を迎えてしまったらどうなるでしょう?

 

小さい頃、「髪の毛が濡れたまま寝ると風邪を引く」って言われたことありませんか?

髪が濡れていることと風邪を引くこととどんな関係があるのでしょうか?

それは髪が渇くときには、

周囲の温度を奪って蒸発するという気化熱によって、

頭皮の熱も奪われてしまうからです。

 

髪の毛が長いほど首や肩まで冷えてしまうことになりますね。

 

猫の場合も同じです。

身体全体が被毛でおおわれている猫から

体温が奪われたら命にかかわるかもしれません。

 

また被毛が渇いて入れば、気温が低いときには

密度の高い被毛の間に空気の層を作って

体温が外に逃げないようにすることもできます。

 

被毛が渇いているからこそできることですね。

 

濡れていると敵に襲われやすい

猫の被毛が濡れてはいけない理由としてもう一つあります。

 

猫が毛を逆立てて敵を威嚇しているところを見たことありませんか?

その行為は、実際の体よりも大きく見せることで相手を脅かしています。

 

ではもし被毛が濡れていたらどうでしょう?

水があるところには、ほかの生き物たちもたくさん集まります。

 

猫の毛が濡れていたら体は重くなり、毛もぺったんこになりますよね。

敵には体を大きく見せなければいけないのに、

小さくなっている上に重たいので、威嚇するどころか敵から襲われやすくなります。

 

 

このようにリビアヤマネコは、

砂漠という過酷な場所で生き長らえるためには、

体を濡らしてはいけないということを本能的に知っていたといえます。

 

猫にとって水浴びをすることは、なんにもいいことがなかったということですね。

このような理由から、猫は基本的にお風呂が嫌いなのです。

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