猫に生理はありません!妊娠中以外の出血にも要注意



cat_foods02 cat_cherubims01 意外と費用が掛かる 猫の病気とケガ。 「お金がない…」を防ぐには?

「猫がいつ生理になっているかわからない」、「猫が出血しているけど生理だから」

と思っている飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか?

 

猫も人や犬と同じように生理があると思っても不思議ではありませんが、

猫には生理がありません。

今回は、猫の出血の危険性についてお話しをしていきます。

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メス猫には生理がない

「猫が出血していないから発情がきていない」とか

「出血したから(生理がきた)妊娠していない」と、

考えてしまうこともあるかと思います。

 

猫に生理がないことは、獣医師にとって当たり前のことかもしれませんが、

私たちはつい人間や犬と同じと思ってしまいがちですよね。

 

犬の場合は発情期の前に血液がにじみ出てその後排卵が起こります。

人間は排卵後、妊娠が成立しないときに

不要となった子宮の壁がはがれ落ちて生理になります。

 

つまり生理になったときには妊娠の可能性がないということです。

 

 

ところがにはこのような出血は起こりません

猫の体は交尾をしたときに排卵が起こる

交尾排卵という仕組みになっているからです。

 

出血がないはずのメス猫外陰部から出血があったときは、

主に生殖器系泌尿器系の病気が考えられます。

 

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生殖器系の病気

妊娠中のメス猫にとって

出血が危険であることはいうまでもありませんが、

日常の出血も同じように危険です。

 

子宮や卵巣の腫瘍

まず挙げられるのは子宮卵巣にできる腫瘍で、

それらは悪性の場合が多くあります。

 

卵胞にできる顆粒膜(かりゅうまく)細胞腫瘍は、

悪性確率が50%ともいわれているほどです。

 

どちらの症状にも便秘下痢

食欲低下おりもの出血などがありますが、

初期では猫に変化がほとんど見られませんので、

飼い主さんが気づかないことが多いかもしれません。

 

 

腫瘍が大きくなるとお腹が膨らみ、触るとしこりを感じることもあります。

この病気は避妊手術のとき発見されることもあります。

 

子宮内膜炎

さまざまな細菌が子宮内膜で増殖して炎症を起こす病気です。

 

わずかなおりものがあることがありますが、

はじめはほとんど症状がありませんのでなかなか気づかないようです。

病気が進行すると子宮蓄膿症を発症することがあります。

 

子宮蓄膿症

子宮内膜炎が長引いて子宮内に膿がたまってしまう病気です。

病状が進むにつれて食欲がなくなり水をよく飲むようになります。

 

オシッコの回数が増えて出血することがあります。

 

一般的には5歳以降の猫がかかりやすいといわれていますので、

高齢のメス猫でこのような症状が出たときにはこの病気の可能性があります。

 

子宮が膿でパンパンになると破裂することもあります。

 

 

ここでお話ししました生殖器系の病気は避妊手術で回避できます。

もし猫の妊娠を望まない場合は、医師と相談してみてください。

 

泌尿器系の病気

泌尿器毛の病気はメス猫に限ったものではありませんが、

メスの場合、飼い主さんがどこからの出血か

なかなか見分けることができないかもしれません。

 

出血にかかわる病気としてお話しします。

猫下部尿路疾患

この病気は、膀胱や尿道での細菌感染が原因で

結石となってオシッコが出にくくなります。

 

症状としてはトイレにいっても

おしっこが思うようにできず、痛くて鳴くことがあります。

 

トイレ以外の場所でしてしまうこともあり、血尿になることもあります。

 

結石などで尿道が閉塞されてしまうと

急性腎不全尿毒症などを起こし、命にかかわります。

 

尿路感染症

尿路感染症には膀胱炎尿道炎があります。

膀胱炎は、膀胱の粘膜に細菌などが感染して傷つくことで起こります。

 

トイレに何度も行くけどあまりオシッコが出ていなかったり、

血尿になったりすることがあります。

 

症状が進みますと、お腹や腰を触ると痛がるようになります。

 

 

尿道炎は、膀胱炎など他の病気から影響を受けてなる場合が多いです。

 

症状は膀胱炎と似ていて、排尿時の痛みや血尿などがあります。

また尿道の違和感から、オスは陰茎、

メスは外陰部をなめることが多いことも特徴です。

 

炎症が長引くと慢性化することもありますので、

そのような症状が現れたら早い対処が必要です。

 

わずかな出血でも猫にとっては危険

メス猫が膀胱炎になっても、

オス猫より排尿が困難でなく残尿感も少ないので、

出血していても元気なことが多いようです。

 

また子宮蓄膿症の場合は

出血が少なければ飼い主さんは気づきにくいですが、

子宮にたくさんの膿を溜め込んでいることになります。

 

それが子宮の破裂につながり、命を脅かします。

 

私たち人間から見ると猫の出血量は少なく思えるかもしれませんが、

体の小さい猫にとっては大変な量になります。

 

猫の体にはどれくらいの血液が流れていると思いますか?

 

 

平均血液量は、体重1キロにつき

約55ミリリットル(範囲は47ミリ~66ミリ)といわれています。

 

体重5キロの猫の場合、5キロ×55=275ミリリットルになります。

たった275ミリです!

 

 

そして猫の許容採血量は、

体重1キロあたり7.7ミリリットルですので、

5キロの猫からは38.5ミリまでということになります。

わずか大さじ2杯とちょっとです!

 

 

それくらいわずかと思える血液の量でも、猫にとっては大変な量です。

少ししか出血していないと思っても、

何度も何日も続いたら命にかかわることになりますね。

 

 

愛猫にわずかでも出血が見られたときには病気を疑ってください。

妊娠中でも、流産だけではなくほかの病気も考えられます。

気づいたらすぐに動物病院に連れて行ってください。

 

私たちから見てほんの少し血液でも、猫にとっては大切な一滴です!

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